ジャーナリスト活動記録・佐々木奎一

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三井住友海上の不正鑑定疑惑 社員がコンプライアンス求め内部告発→左遷・パワハラ→定年後に提訴

2013年07月12日 | Weblog

 三井住友海上火災保険の元社員・西野大翔氏(61歳、仮名)は、今から四半世紀前、まだコンプライアンスという言葉も使われない時代に、常習で杜撰な査定をする鑑定人が自社に損害を与えていると問題提起。しかし会社は事なかれ主義の対応に終始し、その鑑定人との取引を改めない。そこで西野氏は同業他社の株主となり、株主総会を利用して、各社が共同保険で莫大な損害を被る点を指摘するなど、不正の告発を始めた。これに対し会社は、左遷・最低の人事考課・万年昇進なし・仕事取り上げ・監視・暴行といった仕打ちで報いた。西野氏は定年退職した昨年、会社を相手取り、計5749万円の損害賠償を求め、東京地裁に提訴。「悪質な鑑定人の存在を証明し、世間に知らしめたい」という西野氏に、同社の社風も見えてくる本事件の全容を聞いた。(訴状、第一準備書面はPDFダウンロード可)
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【Digest】
◇傍若無人なデタラメ鑑定人との出会い
◇告発した途端、四国へ異動「お前を抹殺してやる」上司
◇同業者の株主総会で告発→「定員外社員」→万年最低評価
◇監視、暴行、仕事取り上げ…パワハラの日々
◇「回答は控える」三井住友海上火災保険、「無回答」三和鑑定
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http://www.mynewsjapan.com/reports/1849
 
 
2013年6月25日付のMyNewsJapanで記事
 
「三井住友海上の不正鑑定疑惑 社員がコンプライアンス求め内部告発→左遷・パワハラ→定年後に提訴」
 
を企画、取材、執筆しました。
 
 
 写真は今から四半世紀前に内部告発して以来、定年まで社内の不正を告発し続けた西野大翔氏(61歳、仮名)。都内にて撮影。


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